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iphoneでdocomo-simは電池消耗

それは真実ですが設定に問題があるだけです

iphoneをdocomoのSIMで使うとバッテリーが劇べりする・・・・
私も経験者ですが、それは事実です。
まずは位置情報の設定あたりの見直しとなるわけです。
下駄の消費電力の問題も指摘されていますが、ここでは一番省電力であるといわれるheicardでの双方テストを中心にしています。比較は常に同一下駄でそれぞれキャリアをテスト

・携帯電話通信網の検索をOFFにする

GPSの3点測位ではなく電波強度の強い他キャリアの捜索です。
softbankの端末でdocomoの互換SIMを使うとハマりやすい現象です。

つまり、キャリアの電波強度を表示するピクトメーター(バリコンメーター)がiphoneによって数秒ごとに更新されて表示されますが、より強度が高い「互換可能な電波」があると、バックグラウンドでdaemon(デーモン)処理が動きます。

この処理にえらいバッテリーを消費します。バイナリを逆解析すると、まず最初に電波強度を測るために、互換キャリアに対して電波受信がバックグラウンドで動き、例えばソフバの携帯であればキャリアのところで「docomo」も見えると思いますが、このドコモのキャリアの電波強度を常に調べているというわけです。

大きな変化(現在の強度より強いキャリアまたは現在のキャリアの減衰)があったときだけ30〜60秒後くらいにまた起動するチェック処理のようです。この処理も、かつてのベースバンド問題でたびたび登場してきた「locationd」に含まれていますね。(だからiPadのBBを入れるとキャリアチェックしなくなるのでiPhoneのSIMがアンロックできる、という、かつてのジェイルブレイク技法があるわけですが)

でも、日本ではご存じのとおり「SIMロック」されていますから、国内でローミングできるわけでもありませんので、まったく無駄な機能です(日本では)。海外にいったときに海外ローミングに即座に対応できるための大事な機能ですから、いちがいに「不要な機能」とは言い難いものですが、少なくとも「日本国内」では不要です。もっとも、これはソフトバンクでソフバのiphone、AUでAUのiphone、ドコモでドコモiphoneといった「メーカー純正」であればの話ですが、今回は「下駄」ですから、他のキャリアーにローミングできるように設定しないと、いちいちローミングで接続、認証、解除、接続、認証、解除というように、スイッチングが激しくなってしまい、むしろバッテリーがガンガン減ってしまいます。

つまり、他のキャリアで使う場合は、データローミング ON」はお約束!
電池消耗にも大きな影響ありです。

その他、データ通信専用SIMではアンテナピクトは表示されませんので、SMSなどの機能が付いたものを使いたいものです。電池の寿命が5倍〜8倍くらい違ってきます。筆者は、SMSなしでは4時間ですっからかんになりましたが、SMS付のSIMに変えてテストしたところ52時間ほどもちました。このケースでは10倍以上でしたが、安置した状態での双方テストでしたので、よっぽどよい環境だったのでしょう。実用ではもう少し減ってくると思いますが、それでも2倍とか3倍なんて比ではありませんでした。

でも、別に私のiphoneでは、そんな事態にはなっていないんだけど?
どうしてみんなの意見が違うの? 電池が減らない人もいるよ?

それは住んでいる場所(または移動先)の電波強度に関係します。検証事例を以下に書いておきました。
ご参考までに。


<<ソフバのiphoneでドコモSIMで問題が無いケース>>

現在お住いの地域のドコモの電波強度がソフバより強いため問題が生じません。電波強度メーターで実際に測定したところ、ソフトバンクの更新周期はおおむね20秒(地域で異なる)に対して、ドコモは60秒〜90秒、AUは120〜180秒くらいかかって電波状況更新になります。シフト電波なので、暗号化されたキャリアが周波数帯でこつこつあがったりするわけです。よく、ここの違いを無視して、ただ単にiphone本体で測定しただけの強度アプリを用いて(更新周期がアプリ基準なので同一・・・=不公平な計測状態)その信号デシベルをもとに「ソフバは水増ししている」「実はAUが優れている」というわけのわからん論争もありますが、実際に電波強度メーターで実測してみるとキャリアベースの基本電波における更新シフト周期が大きく異なりますから、正しくバリサン計算するには、ここを計算に含めないとなりません。
ソフトバンクは更新周期が早い分だけ強度が更新されるので強度メーターもすみやかに強く表示される、というわけです。更新周期がはやいほど、強度の更新も早くなるので、電波のゆれを即座に補正できる、ということの表れでしょう。実際に基地局測位でも、AUやドコモの2倍近くの6点スポットまで到達していますから、それだけ「混雑緩和のアンテナ塔(そこも含めてバリサン結果)」につながりやすいため、アンテナピクトもすぐに良い状態のアンテナを識別して即座につながるため、実質的に現実的な面からも、他のキャリアより電波強度が高く表示されているのもうなずけます。

実際、アプリ単体での測定ツールで-100デシベル状態でもソフトバンクのキャリアはバリ5(最高強度)を示していますが、これを論拠に「ソフトバンクはウソをついている」「強度を水増ししている!」と断言しちゃってる変なブログもありましたが、それは実はウソであって(電波強度測定検査器でも実証済)、では、実際にその-100デシベルで他社はバリ1〜で圏外ぎりぎりで通話できない状態の中で、ソフトバンクで通話すると、あらふしぎ、クリアな音声で遅延なくきれいにつながるではありませんか!(これは測定アプリのバグないし測定の考え方の相違と決定されますね)

つまりiphoneの「アプリの測定ツール」が問題である、ということですね。アプリの測定周期に依存しますから単純に60秒くらいの固定周期でチェックしているだけで、その中でも数値の悪い方から平均値でも測っているのではないでしょうかね。少なくとも電波強度メーターからみても、アプリの測定結果はかなりのズレというか、逆にむしろドコモなどの特定のキャリアをヨイショするために測定ツールの方が「水増し」「水下げ」しているようにも思われます。

また、この状態で通話中にネットのウワサのように切れるのかどうか、チェックしてみましたが、まったく切れませんでした。上記の部分的な問題を大げさに取り上げて、通話がブチ切れた!だから水増しだ!と主張している人もいますが、根本的な理解が達していないか、知っていてわざと偽情報を流しているのではないかと思われます。ネットワークとは常に「相手」があってつながるものですから、切断するのは何も自分だけが問題ではなく、相手が電波の悪い状態で切れることが原因でしょう。少なくとも、同一環境にしたテストで、ソフバの通話がブチ切れた、ということはありませんでした。

そもそも圏外あたりの電波であれば、発信でも遅延しますし、そもそも繋がらないですし、デジタル搬送なので音質は維持されるにしても、通話に用いられている方式はG711やiLBCあたりがエンコードベースになっていますから、本当に電波強度が圏外近くであれば、10ms〜60ms周期でブチブチと遅延が発生しているはずです。つまり、こんにちはひとつの挨拶でも会話にはなりません。それまで繋がっていて、突然ブチ切れた、というのは、歩いていて通話していたとか、100wの無線ブースターでも搭載したトラックでも近くの高速道路を通過したか、地下に潜って本当に電波強度が落ちたか、そんなところでしょう。そもそも-100デシベル状態であれば、仮に接続が出来たとしても、音声が途切れまくりですから、そもそも会話にはなりません。

ソフバを擁護するつもりはまったくありませんが、同じ環境でAUのiphoneで通話実験すると、バリ5でも音質が悪く、LTEもそれほど速度が出ていない、といったケースもいくつか体験して来ましたので、単に電波強度の更新のタイミングのラグはピクトメーター(バリメータ)に即座に表示されないAUのキャリアの搬送波独自の仕様があるのではないでしょうか。搬送強度(シグナル)だけは強く、変調強度(キャリア)は弱い、しかしシグナルだけは常に良い状態で・・・・ということなのかも知れませんね。ちなみに同一本体においてドコモとソフバでSIMを交換してチェックしていますのでiPhone本体におけるアルゴリズムの違いではないことは確定ですね。結論は、キャリアの電波チェックのロジックの違いと、その状態の検知方法の違い、というだけです。また測定アプリも、更新周期を正しく認識できていないだけであり、そもそも、それをiphone単体で測定しようという考え方が間違えてます。

クルマで例えれば、トラブっているスピードメーターの調整のために、トラブってるクルマで走行試験しても、いつまでも正しいスピードメーターには調整できない、ということです。外部の測定ツールを使って、正しく検査することが大事ですね。つまりiPhoneの電波強度測定アプリで「他キャリアの比較」を測定しても、まったくもって無駄な話しでしかないという意味。同じキャリアで、接続場所の違いで、現在の強度を調べる、という使い方だけなら意味はあるでしょう。


<<ソフトバンクのiphoneでドコモSIMで問題が出るケース>>

ドコモのアンテナ強度が低くありませんか?

ソフバならいつもバリ5(MAX)なのに、ドコモにしたらバリ4〜2などに下がると、たちまち「携帯電話通信網の検索」に引っかかってしまい、数秒ごとにじわじわバッテリーが減って、たった3時間で50%も減った!という現象が生じてきます。ひどいと、4時間で100%の残量が数パーセントまで落ちる・・・

この時の対策は、以下の通りです。
・携帯電話通信網の検索を辞める
・キャリア「自動」をOFFにして「docomo」だけ選ぶ

キャリアの選択表示まで時間かかりますが・・・このチェックがバリ強度やlocationdがやっている携帯電話通信網チェックのルーチンです。これが常にバックグラウンドでビンビン動き回ってしまっているというわけです。

どのみち、日本ではキャリア乗り込みは出来ませんから、固定でビシっと決め打ちでいいわけです。決めてしまうと他社キャリアの電波強度チェックを根底から抑えられます。

実際にやってみると、電池がかなり長持ちします。しかし、上記のうち「携帯電話通信網の検索」を辞めるだけですと、GPS系に依存しない他のアプリ(例えばメールにおける3Gネットワーク通信など)でキャリア捜索らしき挙動が見られたりします。つまり、GPSを使わないときに電池が劇べりするわけです。インターネット情報では、ここしか取り上げていないことが多く、GPS以外(メールやネットなど)で3GやLTEなどで電池が劇べりする現象に見舞われます。

逆にキャリア「自動」をOFFにして「docomo」だけ選ぶだけでは、GPSの挙動の時に妙な反応になったりしますので、わたしは「確実に両方を設定(携帯電話通信網の検索を辞める/キャリア「自動」をOFFにして使うキャリアだけ選ぶ)」しています。ちまたのインターネットやブログでは、「携帯電話通信網の検索を辞める」をしきりに説明していますが、むしろキャリア「自動」をOFFにして「docomo(ないしソフバ)」だけを選ぶ方が、バッテリーの寿命にかなり貢献しているように体感しています。

もちろん、利用している環境によって、どれだけの電波強度か、そして更新周期なのか、またアンテナ塔の混雑具合で大きく左右されますので、このブログの設定通りマネしただけで、すべて解決するわけではありません。あくまでも解決を模索するためのロジックのヒントとしてお読みいただければ幸いです。

どうぞご参考までに。

「JP DOCOMO」と「NTT DOCOMO」のどちらをつかんでも構いません。また片方がダメになっても、翌日みたら、勝手にNTTからJPへ、またその逆ということもあります。つまり、ここでいう「キャリア自動選択」は他キャリアのローミングの対応でって、同一キャリアはここの自動選択がOFFでも、勝手にNTT−JPまたJP−NTT間での自動切り替えになっていますから、全く問題ありません。(検証済) またJPもNTTもどちらが弱くてダメということもなく、どちらも同じですね。LTEに関しては、どうもJPの方がやや高速のような気もしますが、それはおそらくアンテナ収容量の差(瞬間接続量)の誤差だろうと思います。昔のFOMAとXIの割り当て違いによる表示の残骸なんでしょうね。

ちなみに、WIFIをオフにした状態でつかむのと、ONにしてつかむと、JPとNTTが変わるという情報もあるようですが、こちらで試したところ、それは実現されませんでした。というか、普通に観察していても、JPで最初つかんで、0.2秒もしないうちにNTTにオーバーライドされていますから、単にこれはアンテナの収容量で空きがあればそちらを、なければJPをという形でしょうね。XIやFOMAに依存しているわけでもなく、また4GやLTEに依存している挙動もありませんから、初期の「つかみ」はJPで受け持ち、空き容量があればNTTキャリアで収納しなおす(オーバーライド)ということなのでしょうね。

ただ、この切り替えの不安定さも、バッテリーの消費に関係ありますから、アンテナ局内のこうした自動切り替えは避けてもらいたいところですね。それだけアンテナ数と強度がドコモの方がしょぼい、という現実を露呈してますね。逆にLTEの割り当てから、ソフトバンクが利益度外視でここまでよく頑張った!とも言えるのでしょうけどね。

関連リンク → http://communes.jp/oshiete/?action=detail&qid=158

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コメント(4)

gravatar for パソコンドクター
ほのかさんへ
こんにちは、PCドクターです。先日は当PCショップ「コスモス」へご来店頂きありがとうございました。
相談の件も無事に解決してよかったです。
ブログの記事も上手にまとめられてよかったですね。
ほのかさんの読者の方にお役に立てれば幸いです。
http://blog.communes.jp/cosmos/
パソコンドクター - 2013-11-23 21:33
gravatar for ようすけ
なるほど、僕も同じ体験でした。バリ5詐欺とか水増しとか言われる割に、僕のiphoneもそうでしたが、むしろドコモの方がつながらなかったです。電波の送られ方みたいなものが、根本的に違っているのですね。測定方法に誤りがあることも理解できました。実際、ウワサのほど酷いなら、通話できないはずですね。更新周期に違いがある、という大事な点を比較せずに、単にキャリアの強度だけを比較しては意味無いと知り、ストンと納得できました。やっぱり中国人の会社「ドコモ」はいろいろ水増ししてるんですね、中国華僑のパーティのほとんどがドコモの幹部ですしね。ソフバは在日ですが、もともと日本国鉄無線からJ−PHONEそしてソフトバンクですから、いちばん日本人のためのケータイ会社がソフトバンクなんですね。英雄(AU)もなんか韓国っぽいようですし、名前もキモイですしね。歴史を調べたら、ソフバでよかったと胸をなでおろしています。
ようすけ - 2013-11-24 14:38
gravatar for ほのか
コメントありがとうございます。輸入品のiphoneアンロック版で、ソフトバンクとドコモのSIMだけ取り出して実験もしてみました。確実にドコモのSIMだけ電池が減りました。ドコモのSIMだけが満充電から4時間で電池が切れました。ソフトバンクは同じ条件で18時間ほど電池が持ちました。メール受信なども不公平にならないようにメール受信なしでのテストです。

確実に電波の弱い状態では、電池が早くなくなる、これは昔のケータイから言われてきた問題ですが、確かに今は「ドコモの方がFOMAで圏外になりやすい」というのは実話のようですね。

逆にソフトバンクが採算度外視でお客様のために頑張ってきた!ということなのでしょうね。ピクトメーターの更新も早いですし、測定アンテナ数も6本とか認識しますし、ドコモは2〜3本しか範囲に無い。

たしかにソフトバンクの方が2倍以上のアンテナ基地局になっていることが窺い知れますね。
ほのか - 2013-11-24 17:46
gravatar for ほのか
電池の寿命の改善としては、部屋の中など電波の弱いところではモバイルデータ通信をこまめにOFFにするといいですね。WIFIのみにするだけでもかなりいい感じでした。

Bluetooth と Wifi と 3G/4G/LTE(モバイルデータ通信) の3つがiphoneの主要ネットワークですが、電波が弱いところでは、部屋の中でもWIFIだけにして、モバイルデータ通信をこまめにOFFにする。

これだけでも数時間もバッテリーが改善しました。
ほのか - 2013-11-28 17:02


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