Communes

GoogleDriveで悪徳商売?

有料アプリでも動画でも映画でもなんでもござれ!?

インターネット上の他人のサーバの容量を借りてデータを保管するクラウドコンピューティング。そもそもネットストレージであり、初期の頃では今もなお掲示板サイトやファイルシェアーサービス、データ管理ディスクスペースなどがありますが、最近ではiCloudというiPhoneやiPad向けの250GBや500GBといった有料ストレージ・クラウドコンピューティングが昨年登場しました。(5GBまでは無料)

そして今日、Googleから

GoogleDriveというストレージサービスが発表されましたが、いわゆる以前のGoogleDocの拡張バージョンといったところですね。 EverNoteとかiCloudなどのストレージがあったわけですが、ところが、このサービス、実は新しい不正取引の温床になっているらしいというチャッターの情報をゲット!?

GoogleDriveでは5GBまで無料ですが、有料で最大12TBまで可能とのこと。もちろん、インターネット上のサービスですから安全性については「IDとパスワード」は当たり前です。他にIPアドレスやパソコン識別コードまで承認していたら、パソコンを無くしたりしたら2度と使えなくなってしまいますし、プライバシー侵害にもなるでしょう。

そもそもクラウドコンピューティングいわゆるWEBストレージサービスとは、震災などでパソコンが流されてしまってもデータだけは遠隔地の「自分のサーバー」で管理するのが基本です。(他人のサーバではないんですよね。ここ大事!)

ところが、最近のストレージサービスは「他人のサーバ」なのです。ココ重要!

つまり勝手に借りているだけです。しかもプライバシー問題がありますから、勝手にサイト管理者も中身をのぞくことはできません。例えば大容量データといえば動画などの映像があるでしょう。ケータイ動画、iPhone動画、アンドロイド動画などのプライベートな動画をたっぷり保存できるわけですが、その中にはプライバシーな映像がたくさんあるでしょうから、どんなデータ映像がストレージに保管されているか、他人であるサーバー管理者が中を無人でも機械的にデータをチェックすることはプライバシー侵害で違法行為になります。(機械的にも禁止ですね。当たり前ですけど。機械なら覗いていい?なんて法律が出来たら、トイレまで機械的に盗撮されても合法だ?なんて時代になってしまいます・・・・カンベンしてよ状態)

そうした法律の穴をみつけるモノは多いもので、むしろ人間社会はそうした表裏一体で成り立っています。

そこに出てきた新手のサービスが、大容量のGoogleDriveに映画や動画やライブコンサートやDVDの映像をたっぷりコピーして、何人にもこのパスワードとIDを使いまわしにする「データシェアー」の概念が生まれつつあるというものです。ちょうど、自分で購入したDVDを友達に貸して、友達が購入した別のDVDを自分が借りるのとおなじシェアーの概念です。もちろん、どんな映像やDVDがストレージに転送されてシェアーされているのか、それを国や調査機関やサービス提供会社が中身を調べたらプライバシー侵害で違法行為になります。本人の許可を得ても、人権問題からやはり映像の中身まで調べるわけにはいかないでしょう。

何本もの映画やDVDの不正コピーそして有料アプリやデータなどが、プライベートネットワークというストレージ・クラウドコンピューティングを通じてやりとりされ、IDとパスワードの使いまわしによってシェアーすることで、安くお得に映像情報、有料アプリが使えるということになります。いくら複数による同時接続だけ規制しても、時間でシェアーして使い回せばいいだけですから、そんなことはどうにでもなるわけです。ひとり1時間づつ交代でシェアーすれば24人でシェアーできるわけです。

シェアーが見つかっては困るという方には、商売として映画の不正転送サービスで、GoogleDriveのIDとパスワードを業者に教えて、相手にログインしてもらい、映像データをたっぷりアップロードしてもらうコピーサービスの悪徳ビジネスも可能というわけです。それこそ500円で100本の映画が見放題!なんてことになりかねませんね。(ああ、怖い怖い)

そんなことより、やはりクラウドコンピューティングの基本は、自分の遠方のサーバにデータを保管すること。つまりレンタルサーバを正しく借りることが基本となるはずでしょう。他社の他人であるGoogleのサービスにデータを保管するというのは、いろいろな意味で今までも事件事故が多発してきたのですから、もっと慎重になるべきではないでしょうか。

災害でストレージの大切さが・・・と言いますが、被災地の近くにいますが、リモートで飛ばせるには、やはりネットワークのインフラがボトルネックになりますので、ギガビットサービスを契約して使っていますが、それでも実効有効スピードはのぼりでも370MBITくらいがMAXです・・・・到底、RAIDによるリモートバックアップのSSDやUSB3にまるで及ばないスピードです・・・・・ それをいくらインターネットに求めても無理があるでしょう。おそらく一般家庭で限界スピードは190MBITくらいだと思いますから、USB2で400MBITで外付けハードディスクにバックアップした方がはるかに賢いことになります。

いまではHDDも薄く軽くなりましたから、薄型のHDDドライブ1TBで1万円くらいの時代でしょう。毎週でも郵パック便で遠方の実家に送れば十分リモートバックアップになります。

筆者はEverNoteもGoogleDocもiCloudも辞めて、実はこの方法でバックアップしてます。ローテクですがいちばん安いと思います。GoogleDriveだって50GBなどでも月額300円〜500円くらいしてきますので、なんか高いように思うのです。・・・・・郵パックなら2TBを送っても余裕で300円ですね。 2TBのフルデータをいくら超高速な最新のWINDOWS7でバックアップしても、そんな1時間でなんか終わりませんしね・・・・差分バックアップでも3時間・・・フルでRAIDでクラスタチェックまでかければ30時間くらいかかりますよね。

つまり毎日バックアップできるような容量ではないレベルです・・・・

そして、HDDのバックアップであれば不正行為すれば証拠物件として差し押さえられますから、下手なことはできませんから安心ですよね。クラウドコンピューティングなら証拠は差し押さえられませんから、なんでもしたい放題ということになりますね。 

もっとも、使いたい人が使えばいいということになるのでしょうから、パスワードとIDの使いまわしで、上手なクラウドコンピューティングを活用する人が増えていくようですね。私はそういう不正もクラウドも嫌いなので・・・・良心的にも馴染まないし、これからもGoogleDriveは使わないです。はい♪

Trackback URL: トラックバック用URLを生成するには、JavaScriptを有効にしてください。

No trackbacks

コメント(1)

gravatar for ゆうこ
いつも購読しています。勉強になりました。私もストレージはかなり疑問視してきましたが、やっぱり賢い人は避けるべきですね。ありがとうございます。
ゆうこ - 2012-04-25 15:17


エモティコン
投稿から7日が経過した記事のコメントはスパム防止のため簡単なクイズにお答え下さい
個人情報を記憶
通知
アドレス非表示
注意: 使用できるタグは <b> と <i> のみです。URLやメールアドレスはそのまま記述すればリンクになります。
Copyright (C) 2024 Communes ™ All Rights Reserved.