某ブログを読んで、ずいぶん違う事実を書いてるなと
某ブログを読んでいたら、GoogleBotのアクセスの過剰なDOS犯罪行為に対する答弁というか擁護側の記事みたいだったが
「インターネットはもともとリンクフリーで閲覧自由なのだから、リンクやBOTを禁止する方がマナーが無い。それは個人的なワガママ的な希望である。個人的な「リンク禁止という希望」を言うのは構わないが、それがインターネットのマナーだというのはおこがましいし、トラブルになるから慎んだ方がいい」
という、勝手な思い込みダケで事実をねじ曲げて書いていたブログを見つけた。
私もtelnetやARPAネットつまりインターネットの前身から、このインターナショナルネットワーク「通称インターネット/ARPAネット」を利用してきたが、当時からインターネットには
公開サービス/非公開サービス
の2種類がきちんと存在していた。フリーのBBS系で自由に読める「掲示板ライク」な落書きボードもあれば、きちんとソフトウエア配布などを会員制で名簿でIDパスワード管理しながらサイトを閲覧させるタイプのネットサービスもあった。ディレクトリーメンテナーなど、ディスク管理ソフトなどの配布は会員登録制度のものもあったり、機能限定でフリーで配布のものもあった。
そう、インターネットは20年以上も前から「非公開サービスが基本」であった。
もちろん、非営利のために発展の慈善事業としての公開サイトもあったが、少なくとも広告でカネを得るようなものはすべて「有料型の無料バーター式」として、有料サービスとして別に取り扱われていた。つまり無料サイトとは「非営利の慈善事業」のみとなっていた。これは諸外国でも今だにそうだと聞く。(日本だけ、広告の見返りに無料で商売してるので無料サイトです、というワケワカラン弁明の無料サイトが横行しているが、世界ではそれは一切通用しないマナーである)
YBBSや、パケットRBBSなど、いろいろ存在したし、インターネットの前では、アマチュアラジオのパケット無線通信ネットワークが主流だったが、これもアマチュアクラブ会員しか閲覧できないものもあれば、ラジオ受信のみでデコードして通信する「ROM=閲覧専門チャンネル」もあった。
つまり、私の知ってる範囲では20年以上も前から
インターネットは、公開サービス/非公開サービスの両方であり
たまたまフリーのROMオンリーBBSの配給率がやや伸びただけであって、
何もインターネット、イコール、必ず公開された情報ネットワーク?!
ということにはまったく当てはまらない。
むしろ今は非公開の方がユニーク数やページビューからは、非公開サイトの方が利用リピート率がはるかに高いんじゃないかしら?keepAlive timeともにね。
たまたま、ここ10年くらい前のインターネットの「公開掲示板BBS」というジャンルのみにおいて、今までそういうユーザーも少しは多かった、というだけであって、別にそう言う人たちが若干多いからといって「インターネットはすべて公開にしてリンクフリーにしなくちゃいけないんだ」とか、「リンクフリーを認めないの人はマナーが無いんだ」とか「そういうリンクフリーの世界で勝手にブログやサイトをあなたも勝手に立ち上げているだけに過ぎないんだ(だからリンクフリーにしろ!)」というのは、まったくのデタラメである。そもそもインターネットとはデジタル通信であり、そんな浮浪者めいたような匿名ネットワーク通信などではない。
その頃は、まだGoogleなどは存在せず、不正なサイトハッキングBOTと呼ばれる、裏窓コジアケ違法行為「BackRub」というのがあった。Googleの前身である。何が問題かと言えば、いくら現代は光になったとは言え、当時はとても狭いネットワーク資源を可能な限り有効に利用しよう!という流れの中、サイト側の利益に対してあまり意味もなく、裏窓こじあけによる検索照合で他人のふんどしで検索させてカネを巻き上げる、という不正サービスの元だけが利益になる、という倫理面と物理面で極めて悪害なサービスが懸念されてきた。(これは今だに続いており違法DoS攻撃とも言われている=無駄なパケット資源の浪費行為)
しかも、情報コンテンツを配信している親サイトの広告リンクなどを可能な限り無断に除去して、Googleの都合のよいデタラメな他社広告にすり替えているわけだから、やっていることは、他人の利益を奪う詐欺搾取行為であり商慣習からも犯罪行為である。(他社の広告を強制除去し、自社の勝手な都合のいい広告に置き換えているわけだ)
こんなことをされたら広告企業は何をもって健全な情報サービスを事業として営めるのか。頑張って集めた広告がすべて勝手に剥離されて、無関係な他社の広告に付け替えられてしまう。まさにGoogleが行っているインターネットの不法行為とは詐欺行為の何ものでもない。‥‥‥これらが許される背景には、まさに、インターネットは何でもオープンでリンクフリーだ、などいう勘違いをしている連中の悪行とも言えるだろう。
昔はたった300BPSのインターネットでさえ、IDパスワードで管理センターに接続して、非公開情報である管理センター情報を受けたり、公開HOME領域のPiblicエリアを読みに行ったりしたものだし、何もすべて公開だったなんていう事実はひとつもない
ということで、ひとまずネットのマナーのお話しは、よろしいでしょうか。
リンク禁止も自由だし、勝手にリンクされてBOTの連続DOS攻撃に近いアクセスは「サーバクラッキング破壊防止法」から違法行為である、ということも理解しておきたいですね。Googleさんよ。あんた違法だよ。
どこまでがクラッキングに相当するのか、それは相手のサーバ次第だから一定数というものは存在するはずがないだろうけど、少なくとも「相手のサーバが通信障害と感じた」時点で、妨害行為つまり犯罪を犯したことになるのは、法律の解釈から間違いのないことだろう。
そして、リンクフリーがインターネットの常識?とかいう、ウソデタラメをいうブロッガーはマジメに歴史をもう一度勉強した方がいいと思う。
そんなデタラメで事実をねじまげてみたり、昔のアマチュアラジオのパケッターが培ってきた世界のネットワーク通信(インターネット)の世界を、あたかも「ネットはリンクフリーが基本?だ?」とか「ネットは安いんだ?!なんでも無料が基本だ?!」とか「ネットは違法行為もかなり許される世界?!」だとか、最近の若者の妄想だけでなんでもいいようにマナーを変えられたんじゃ古人がマジで嘆くよ。赤い字で書いたのは、すべて妄想であり、インターネットだからリンクフリーだの違法行為が許されるだの、すべて公開が基本であるだののような‥‥‥‥そんな現実は過去においてインターネットには一切ありません。ネットで犯罪を犯せば捕まるし、ネットだからって公開が基本なんてことは一切無い。むしろ非公開のシェアーの方が多いくらい。(ユニーク/visit/stay/keepAlive Timeから見て、非公開ネットワークや会員制サイトの方が利用数が多いのがインターネットの事実=つまり現代のインターネットは情報非公開が基本)
インターネットは、その過去の事実から
リンクフリーもあればリンク禁止もある。
公開サイトもあれば非公開サイトもある。
どちらも大切なマナーである。
どちらも自由として認められてきたマナーであり、それぞれのサイトのコンセプトを大切にしてインターネットを利用したいものですよね。
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No trackbacksいろんなブログでネットなら何でもリンクフリーが基本だというような記事を僕も見たことがあるが、あれはどうみても違うよね? そういうリンクフリーが好きな人もいるというだけのことだろう。何でもリンクフリーで検索用に記事コピーが当然だとしたら、別に自前でネット上にブログを準備する理由もなく、Googleやヤフーの大手ブログだけを使えばいいことになるだろうしね。でも、誰もそんなことは望んでいない。つまり、裏を返せばリンクフリーも望んでいないということだ。
なので、このブログには隅々まで同感した。誰かが正しいことを言わないと、社会がねじまがる。その社会の歪みを直してくれるブログなので、感謝したいと思いました。
カモミール - 2010-09-20 03:56
コメント(1)