最近の世代観‥‥10代〜20代
最近、世代観の違いが少し明らかに。10代〜20代はモノヅクリがまるでわからない。作られたものを「最低限動かせればよい」といった傾向にあり、すべてレールに従う傾向が高いみたいで、話しがよくズレることがある。 それが悪いとはいってないんだけど、異常にめんどくさくて疲れることは事実。 生産性というか効率性、そして相手の立場を理解する気はまったくない。
具体的な会話はこんな感じ。地方での撮影の現場の仕事が終わってから大雨になり、撤収で移動しようとなった場面で‥‥‥‥
私:これは大雨だね、タクシー呼ぼうか?
A:‥‥‥‥(スマホをいじってる)‥‥‥
私:どこかに連絡してるのかな? どうする?
A:ごめんなさい、知人にクルマの連絡してました
私:なるほど、方向が違うから、じゃあ、私はタクシーで戻るね
A:‥‥‥‥(無言、スマホをいじってる)‥‥‥‥
タクシー到着!
私:ではまた明日もよろしくね! (扉が閉まる)
A:「ゴンゴン!」扉を叩く音
私:どうした? 忘れ物?
A:私を置いていくんですか?ひどい!
ええ??
どうやら、知人にスマホで連絡している、というのは、迎えに来なくていいので、先輩(私)と一緒にタクシーで駅前まで行くということを「電話の向こうの相手」にだけ伝えていたようでした。
最近、この手の事件というか言動がとても10代〜20代に多く、目の前にいる「リアルの相手」には何も情報を伝達せず、ラインやらフェイスブックやらで「ネットのスマホの向こうの見えない相手」には徹底して情報を伝達するという、まさに「現代病」のようなものを感じる。
他にもこんなケースもあって、とある打ち上げ会場でピザでも取ろうということになったのだけど‥‥‥
私:ピザ取ろうか?
B:わかりました!いいですね
私:何が良いかな? やっぱりマルガリータ?
B:いいですねー、あ、連絡しておきますね!
私:はい、よろしくね。
‥‥‥‥しばらくしてもピザは来ない‥‥‥‥もう40分も立つ
私:遅いね?
B:先輩、どこに注文しました?
私:えっ? どこにって?
B:だから、私、他の注文してた知人のピザ屋に注文断っていたんですよ!
ええ? 意味不明、わけわかめ@@?
どうやら、既に打ち上げで気を利かせて、フェイスブックで知人がピザ屋をやっていたので注文しておいたのだけど、私が注文しようということになったから、ないしょにしていた注文を断ってスマホをいじって連絡していた、という実話でした。
‥‥‥‥ いや、宇宙人じゃないんだからさ、わからんよ、まじで。
そう、スマホでやりとりしないと「会話すら成り立たない」
なんか日本ピンチじゃないのかな? こういう事件があるのでヨーロッパではフェイスブック違法サイト扱いという当然の地域もあるし、こんなネット依存の国民は日本と米国くらいしかいないし、なんとなく「通信手段のネット」を超えて、あたかもそこに仮想現実でもあるような夢錯覚を信じ込んでる若者が可愛そうになってくる。
結局、ピザ屋も注文は来ないし、こっちも食べられないし、経済は回らないで、無駄に時間だけ消費される。
意思表示がまったくゼロ。‥‥‥‥ しかも、こちらのスマホにメッセージなんてひとつもない。
気がつかれるネットワーク社会‥‥‥‥たぶん、いろいろ間違えているように思う。そのうち、言葉も無くして文字筆談になっていくのかな‥‥‥文字を持たない文明というのが過去にあったようだけど(初期は文字が数千年あったが後期で文字が無くなった)、もしかしたら、いまよりテクノロジーが優れていて、モノリス板に文字がふわっと浮かんだりして、見るだけですべてが情報インプット伝達されて‥‥‥
まあ、現代はもう少し「リアルで会話しようよ」 と‥‥‥言いたいわね。
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