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ネトゲの都落ち防止テク

まあ、すべてというわけじゃありませんケド‥‥‥

最近、インターネットゲーム事情のキーワードと言えば「ハイスペック」、いや、たぶん「廃スペック」。オカネを掛ければ解決しますけど、今だとGTX580〜590で安定仕様で17万前後といったところでしょうか。

GTX580などでギンギンとぶんまわすわけですが、消費電力の問題にぶちあたります。そこを考えないと、都落ち、します。人がたくさんいる街でPCがフリーズするわけです。

消費電力がMAXを超えてグラボが不安定に‥‥‥グラボのメモリー自体が不足‥‥‥DDR5まで必要電力が供給できずビット荒れから再起動へ‥‥‥ 電源に無理させすぎてメインコネクターが焼き焦げる‥‥‥

安定パラメーターの調整でTERAもMOEもどうにでもなったりするんですが、あまり知られていないかも知れません。

そんなところをざっくりと書いて見ようかなと思います。 高いお金をだせば、すべてカネで解決しますけど、1円でも安く安く、なんでも安く、そこそこに良いものを、という矛盾が大好きな人が多いので(自分も例外では無い。過去ログも参照)、さて、どうしようと悩んでいる人にちょっとしたグラボ選択のアドバイスになればと思います。

まず、ハードウエアについて(2011年9月初秋現在)

ミドルタワーのパソコン(目安:本体5万円以下/OS込み)ですと、恐らく電源ユニットは350W〜400W程度でしょう。これにGTX560クラスをいれると170W〜220Wの最大消費電力となり、ボードへのi7の消費電力で90W〜ですから、合計310Wになります。ここで大切なのが、電源は余裕をみて20%は上をもっておくといいです。突然のDVDでの焼き込みやウイルスチェック、また長時間の稼働でヒートアップした板の発熱抵抗などで上(フタ)がMAXになるとパソコンは焦げちゃいます。

マザボに繋がるメインコネクター周りを見て黒ずんでいたらコゲです。既に何度かオーバースペックな状態になったことを意味します。

GTX560でi7(ないしi3)でいくなら、上のキャップに余裕をもって20%を含めて換算すると最低でも400Wは必要となります。ミドルタワーで400Wならイケますが350Wならアウトです。

・5万円以下のミドルタワーモデル=ほとんど300W〜350Wサイレント型
→ 積めるグラボはGT440まで!(またはGTS450補助電源無し/下記参照)

ということで、電源ユニットが350WのマシンであればGTX560は積めない、と言えます。150W前後の消費は実はGTS450(OC)でも最大200Wになることもあります。110W最低〜190WくらいがGTS450の目安ですが、これも350Wの電源であればアキラメです。

電源ユニットが350Wであれば、消費電力100Wを超えるグラボを積むとヤバくなってくるということです。これらのことから、GTS450〜GTX560は無理です。電源コネクター周りが焼き焦げてもいいならどうぞ。

では、キャップに余裕をもって350Wで動かせるものは何かあるのか?

実はGTS450省エネDDR3バージョンがあります。補助電源無しのタイプです。これが消費電力70Wなので350Wのミドルタワーでも使えます。しかしながら、パワーはGT440と同じようなものです。GTX560(OC)の約半分程度のパワーといったところでしょう。消費電力も半分以下ですしね。

電源ユニットが350Wなら、GTS450 DDR3補助電源無し省エネエコタイプなら刺せる。(ただしそんな早くない)

というわけで、350WしかないモデルにはGTS450−DDR3補助電源無しか、GT440までしか刺せないというセオリーがあります。電源を交換すれば?といっても、ミドルタワーの筐体の電源ユニットスペースは350Wサイズなので無理でしょう。冷却ファンもトランスもすべて小型ですから。 ハイタワーとミドルタワーの差は電源ユニットのサイズといっても過言ではないのではないでしょうか。 ミニタワーやミドルタワーに600Wのパワーサプライは「入れるスペース」がありませんですね。

さて、そこでもうひとつの解決策があります。ここが今回のキモみたいな記事ですが‥‥‥

実は、グラボの性能は表示されるFPSで決まります。高いFPSを常時表示し続けると電力がハネあがります。そこでツールでFPSを落としてしまおうというわけです。

TERAが重いのも実はここに原因があります。

最大フレーム数をTERA標準の80FPSから30FPSに落とします。消費電力も30〜40%減らせます。電源ユニット350Wで無理にGTX560 Tiを入れて、街なかではどうも不安定過ぎる、という時に効果が発揮されます。もちろんPCの発熱も全体的に減ります。 もう熱がヤバい!っていう状態からずいぶん解消されます。

同じように、マスターオブエピックであれば、家AGEでも爽快になれます。露店がメモリー不足で堕ちた‥‥‥というケースもかなり改善されます。(筆者経験談)

露店放置PCはFPS5でもいいくらいです。これによって無駄な描画処理にメモリーを常時食われなくなるので、負荷も下がり、発熱も下がり、PCも痛めず、露店も安定する、というわけです。

FPSのマックス(キャップ)を制限すると、PCやグラボはどのような動きになるかと言えば、FPSの制限まではキンキンに動作しようとしますが、設定された最大値になると「手抜き」するわけです。

ざっくりで言えば、いかに早く手抜きにさせれば疲れないか

ということです。TERAの標準値FPS80であれば、FPS80までは是が非でも無理無理80までいくまで爆裂的に動く、ということです。それに処理パワーをすべて取られて、混雑している街で適切な「他PC描画処理」が出来なくなり、通信処理もフローが詰まりまくり、回線が切れる(リンクデッド/PCダウン)という具合になります。

MOEも同じで、西銀やソレスやユグで最大FPSが標準の60ですと、FPS60まで無理にでも表示するぞ!とグラボ君がムチャしてくれますので、そっちばかり処理にパワーがかかり、他に処理余裕がなくなり回線がナムってくれるわけです。特にパケット周りが詰まってくると、サーバーとクライアントの同期がうまく通信できなくなり、数回ほど内部エラーし続けると復旧サインも消失して「蔵堕ち」つまり回線ナムナムになります。

(実は、裏テクで、重くなったらALT+CTRL+DELを押して画面を切り換えてグラボの処理を休ませてしまうと回線が堕ち難くなります。もちろん画面も見えてないわけですから、狩や戦闘中では死亡フラグですが‥‥‥街などで堕ちるのはめんどくさい、というときに、すこし通信が安定するまでの15秒くらいALT+CTRL+DELを同時押しで画面を切り換えて待つのも手です。)

さて、ブログの本題ですが、こうしためんどくさいことを「ツールにやらせよう」!

使うツールは無料のキャプチャーツール「bandicam」です。無料で使えますね。ありがたいです。キャプチャーで使うわけでは無いので利用して損はありません。なお、bandicamはキャプチャー機能も優れているのでオススメです。

http://www.gomplayer.jp/bandicam/

Gomプレイヤーなので韓国産ベースですが、好きな人は好きでしょう。

本家サイトからbandicamをダウンロードしてください。そして次のように環境設定してください。あとはbandicamを起動したままゲームを起動すればFPSが固定されます。(MAXキャップ成功)

これだけで、消費電力節約、PC負荷軽減、露店安定アップ、グラボ延命などのメリットが得られるようになります。デメリットはヌルヌル感が半減するわけですが、テレビアニメのFPSは24なので、FPS30でもアニメよりは遥かにヌルヌルです。FPS60はHD並ですが、実際のゲームでそこまで出ていることはあまり多く無いのと、TERAなどではFPS80設定なので「常時120%フルパワー状態」になってしまうわけですから、そりゃあ、パソコンは焼き焦げちゃいますし、プレイは堕ちまくり、都でもフリーズ堕ちしますね。

BandiCam以外にもFPS制限ツールはたくさん出回っていますので、いろいろ自分にぴったりなアプリを探してみて下さいね。筆写はTERAもMOEもFPS24で爽快に遊んでます。「アニメと同じFPS24」で充分な気がします。特にMOEのような対人プレイが中心?のゲームではFPS24にキャップすると通信ネットワークのラグが劇的に改善されるので、ラグでいきなりぶっとんできてダメをくらったりすることもなく、相手の動きがラグなくハッキリ丸見えになりますので、確実に盾も当てやすくなり、すこしちょっぴり幸せになれます。

フレームレート表示(お好みで)
フレームレートを制限する(ON)
24FPS(お好みで)露店放置なら5で。ヌル度が足りないなら40で。
キャプチャー中のみ(かならず外すこと)※
※ここは外さないと録画モードでしかフレーム制限しなくなる)

このようにFPS制限ツールで負荷を軽減させるので、マシンへの改造などを伴わないのでかんたんに行えます。ハードへの損傷リスクもきわめて低い「パソコン調整テクニック」のひとつの選択になるかなと思います。それでもダメなら、電源ユニット「最低550W以上」のパソコンを買ってGTX580を刺しましょうね。 ハード限界なので、あとは対策しようがありませぬ・・・

余談ですが、5年前のAthlon64にWinXP 64bit(電源550Wモデル)DDR2−4GB搭載に、GTX580の1枚刺しでもTERAがぜんぜんヌルヌルでした。やっぱりネトゲはCPUの負荷はほとんどかからないので、セレロンのE1200でもグラボさえしっかりしてあれば、MOEもTERAもフル画質最大モードでぜんぜん問題なく動いてしまうのは確認済みです。ゾーン移動でシーンの先行読み込みでわずかにギャップに時間が1秒くらい生じるものの、i7のマシンと何ら差はまったくありませんでしたね。あとはゲーム開始までのスタート時間の差くらいですね。起動まで、i7で64秒がE1200で73秒といったところでした。大型アプリの起動なので、9秒の差になりましたが、短縮全体を率でみれば10%しか差がないという結果でしたね。

わざわざ新しいマシンを買おう!なんてしなくてもぜんぜんイケる最新ゲーム事情は、CPUの恩恵まったく無し、といったところでしょうか。 グラボばかりが超進化している、とも言えるのかも知れませんが・・・・ 余談ですがペンティアム4でもPIC−EX16でGTS450でTERAが動いてしまったのも確認済みです。 さすがにPCIバスがv1.1aだから厳しいですが・・・ 結局、今のゲームはシングルコアだろうがi7だろうがあんまり関係なく、単にバスクロック面でPCI−EX v2.0対応以上の母板ならどうにでもなってしまいそうですね。x16モードで。

でもまあTERAやるならGTX560じゃ都落ちするので、最低でもGTX580以上じゃないとロクに遊べませんでした。キンキンカンカンに発熱してパソコン焦がしてぶっこわしていいというなら別でしょうけど。www

フレがi7でGTX560Tiでしたが、ペガサスフライトでもカクカクっとなったりしてましたね。やっぱりTERAは最低でもGTX580必須・・・でも、かくいう私・・GTX580でやってみましたが、それでもカクつきました・・・GTX590のデモ機でやってはじめてヌルヌルでしたが、それでも当時のヴェリカの重さはGTX590でもカクカクでしたよ。(ってことは現行機種じゃロクに遊べない、ってことになっちゃいますけどね・・・・でもまあ体験談なので仕方ないでしょうね)

たぶん、これは試してないけど、TERAはGTX590の2枚刺しで初めてヌルヌルスムーズでプレイできるような感じなのかも知れませんね。安くても現行機種で50万オーバー?いや・・・もっとかしら?

GTX590 2枚刺しモデル (529,800円) これがTERAヌルマシン!
http://news.kakaku.com/prdnews/cd=pc/ctcd=0010/id=14922/

(単なる個人の日記なので自己責任でお願いします。結果は人それぞれ違うこともあるでしょう。ご参考になれば幸いです。)



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