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アドビフラッシュは元々オープンソース

なんか知らない人がいるようでw

アドビフラッシュはもともとマクロメディアのフラッシュプレイヤー。

有名な話ですね。ちなみにこのフラッシュプレイヤー、もともとオープンソースなんですわ。

つまり2次配布も自由!GPL/GNUです。

メーカーが自主規制で配布しないで〜っていっても、それは無理。GPL規約に違反することになります。企業で違反行為はマズいでしょう。

オープンソースとして出してしまっているわけですから。

まったく互換性の無い別のものとして新開発して商用クローズドライセンスで販売(または無料配布)するなら、再配布は禁止です、と主張できるけどね。残念ながらGPLでは配布する権利もあるので実際に再配布されて当然という。?それが嫌ならはじめから公開しないでください、というのもGPLの大切な権利で、改良した独自のソースコードを「公開しないでよい」という保守権利も認められております。(しかし公開してしまったらその後は商用的な使用行為に権利で束縛するような、束縛を解除するために権利を解除するための料金をもらうような行為はできないですね。 それはまさに大気圏にすまう生物が毎日利用している空気と同じようにパブリックなライセンスなわけですから。)

実際にアドビのサイトでも、オープンソースでフラッシュ作成ツールである「FLEX4」を発表しており、再配布が可能になっている。メーカー独自の 「再配布承諾書」というものは基本的にGPLのライセンスでは意味が無いので、無視してよいわけだが、なんだかGPLをアドビがよく法的に理解していない からそんな意味のない契約書を求めることになっているようだ。(GPLである以上はそれがどのような者にどのような目的で使われようと、いっさいの制約が できない=自由の保護、という条項があるわけで、再配布の契約書はまったく無意味だし裁判でも通用するのは前例ありなわけだしね。)もしアドビがGPLを理解してそんな再配布禁止またはいちいちの許可みたいなことをやっているなら、それは重大な犯罪に近しい行為になるわけだしね。

GPLでさんざん客を集めておいて、メーカーの勝手な都合でいつのまにか再配布禁止みたいなことになれば、まさに詐欺そのもの。

今のアドビフラッシュが成長した理由のほとんどがオープンソースのユーザーに愛されたことがすべてなのであって、商用ライセンスであればここまで発展しなかったのは、他の似たようなフラッシュっぽいウエブプラグインを見ればわかることだ。

フラッシュプレイヤーはもともとGPLオープンソースとしてデビュー
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/1999/0525/flash4.htm

まあ、そういうわけだから、アドビの公式サイトでも

ソースコードを自分で再配布することはできますか?
はい。MPLの条項を順守している限り、オープンソースのソースコードを再配布することができます。

と説明されてるわけだしね。まあ、記述はフラッシュ作成アプリのFLEXだけど、もともとフラッシュがGPLオープンソースだからFLEX−SDKも自由に再配布しても問題ないわけ。メーカーの任意の再配布条件はまったくの任意だし、GPLの本部がそれを命じない限り、基本的にメーカーの個別条件契約には従わなくていいのだしね。 個別に条件を課してしまうとGPLとは呼べない、ともGPLは定めているので、ライセンス違反ってことになるからね。 誰の許可も必要とせず、自由に入手して、自由に改良して、自由に利用できる大原則論がある。GPL2、3も同様ですね。再配布への同意を配布元に承諾を得ることもできるようになったのは拡張されたGPL2,3ですが、それを無視しても罰則は何もないのです。

アドビ製品オープンソース再配布(オープンソースは再配布してよいと書いてある)いや当然だがw
http://www.adobe.com/jp/products/flex/faq/open_source/

また、フリーソフトウエア財団の公式WIKIにも、GPL1,2,3およびラージ版においても「再配布の自由」は権利として認められている。独自の再配布条件というものも基本的には認められないことも示唆されている。自由な再配布を禁止するなどの制約をかけることはGPLに適合しなくなる、と表明されている。

http://ja.wikipedia.org/wiki/GNU_General_Public_License

もともとGPLで公開された製品群(ブランドシリーズ)に対して、再配布、変更、コピーを禁止するなどの制約をかける ことはGPLに適合しなくなります。

というわけで、フラッシュと名の付く製品はGPLのしばりの配下なので、メーカーが何を言おうと再配布の権利は利用者に与えられていることになりますね。 実際、それを再配布したからといって何らかの罰則があるわけではないし、むしろ無賃で宣伝に協力してやってあげてるんだぞ!というプログラマーたちのブログを読むこともあり、そもそも「アドビフラッシュどこへいくの?」っていう感じはありますよね。

いわば、国家警察が法権力で「ここは国営地なので自由に通行していいですよ」と認めているものを(GPL)、勝手な民間の規制をかけて、通れるはずの大通りをロープで塞いで、ここは自主規制なので「通らないで!一方通行ですよ!」と大勢のサラリーマンが通行妨害しているようなもの・・・・しかも、GPLの領土であって、自分の家の土地じゃないw(MPLライセンス)

GPLを宣言する、とは、まさにこういうこと。 個人も企業も問わず、人が生み出したソフトウエアが、国の財産に、世界の財産に、人類の財産になる、ということ。 それを他人が自由に利用することができる。 それを表明することがGPLの大意であり、フラッシュプレイヤーはこれを未来の希望とした歴史があるわけです。

もともと、フラッシュプレイヤーはGPLなのですから、そこをもう一度アドビはしっかりGPLを理解し、めんどうな自主規制の配布契約など用いずに、自由に再配布して当然であるGPLフラッシュを認識すべきなんでしょうね。アドビフラッシュはもっとオープンソースできる部分はオープンにすべきだ!という記事も大量に見つかり、この「アドビだけに許されているかのような、あいまいライセンス問題」に早期に決着して欲しいですね。

まあ、もともとGPLでフラッシュプレイヤーがデビューしてしまったからには、フラッシュプレイヤーはGPLの権利に従いオープンソースで再配布自由なのが当然ですしね。非互換でまったく別のものを作って無料で配布し、商用無料ライセンスとして再配布の禁止を主張することは可能でしょうけどね。

そんな非互換で名前も違うそんな使えないものを、誰がインストールして使うのか、わかりませんけどね。

まあ、商用ライセンスなんだから、テレビコマーシャルしたり、グーグルアドワーズに月間数千万円の広告費を入れて、キャンペーン広告して、ゼロからの集客活動をしないとね。再配布を禁止したり制約したいなら、それはGPLではなくて、商用ラインセンスなんだから当然の出費だろうね。ざっくり300億円くらいかな?生命保険で1年の広告費がそのくらいだったしね。ITならもっとか、3000億円かな。

http://www.adobe.com/macromedia/proom/pr/1999/free_playersource.html

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