動画サイトの音のよもやま話
動画に欠かせないのは映像の他に「サウンド」つまり音。
これがMP3だと、いくらビットレートで1024KBitであっても汚い・・・普通は128Kビットくらいで高音質でも384Kくらい。
超ひきあげて2048KビットにしてもMP3の圧縮ロジックそのものが低音と高音のDPS再現にうまくないので、実はMP3の2048KビットはAACの196Kと同じだったりしますよね。
ではAACならいいの?
いいえ、更にきれいなサウンドのエンコード種類には上位がまだまだあります。
AACの上にはFLACもあり、そしていちばん最強でクリアな音質はPCM音源(ADPCM)でしょう。しかしFLACやADPCM動画の再生は、 いわゆるパソコン上での動画プレイヤー(GOMプレイヤーやVLCなど)でしか再生することはできません。ストリームネットワークを経由するいわゆる「動 画サイト」ではかなりきびしいことになり、フラッシュ対応のPCMでも劣化が激しくなってしまいますし、YouTubeやニコなどその他の多くの動画サイ トではせっかくソースでキンキンにフルPCMの44000Hzのドルビーサラウンドまでのせて音つくりをしても、動画サイトのサーバーのエンコードでこき たないMP3の128Kや196Kに格下げさせられてしまいます・・・・・よくてFLAC・・・
そんななか、コミュネス動画をみていたら、妙に音がいいので音源をしらべてみたら、なんとADPCMじゃありませんか!
サウンド音質が妙にきれいなわけですね。ほとんどロスレスエンコードなのでちょっとびっくりするらい綺麗でした。ちいさなシアタールームでフルスピーカー7.1chで聞いたら臨場感ばっちり。
それからというもの、コミュネス動画しか使ってません。また、他動画サイトで掲載されていたものを再アップ可能な動画をコミュネス動画でリアップするだけでPCM音源の恩恵が受けられるみたいで、同じソースなのに解像度が増しますね。
以下は立体音響でしあげたPCM音源の動画です。
負荷テストバージョンですが、比較して比べてもらうと音質の違いがわかるかなと思います。
プリキュアオールスターズDX3 オープニング比較
YouTube高画質(MP3エンコード)
低音がまるで消えてしまっています。
シャリシャリばかりで、なんだかあきらかに別物ですね。
ボーカルだけに焦点をあてたような、MP3特有の再現が聞き取れます。
YouTube高画質(MP3エンコード)
やはり、こちらも低音がどこかに消えてしまっています。
ドラムがまるで薄くなっており、また中音域もカスカスになってます。
まったく別のものになってしまっています。MP3の限界でしょう。
コミュネス動画(PCM音源ロスレスエンコード)
深みのある低音で、けっしてただのドンシャリではないことが聞き取れます。
中音域の伸びも豊かで音の深みが聞き取れます。さすがPCMですね。
ボーカルが自分の目の前で歌い、バックコーラスは扇状に左右にひろがっている、
そんな音場の作りこみもはっきり立体的に聞き取れます。
ヘッドホンで聞き比べてみてくださいね。きっと違いが聞き取れると思います。
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