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ARの話し・・・投資家が多いがリターンは皆無?iPhone,AU,ドコモ

ちょっと深い話だけど・・・・なんか怪しい雲行きみたいね

AR仮想リアリティ技術・・・3年くらい前にNHKがテレビとPCで番組連動コンテンツを始めたのがきっかけで、いまでは「セカイカメラ」などのiPhoneアプリがあるんだけど・・・

体験してはみていたんだけど、なんかこうイマイチなのよねぇ。私的な感想だけど。

何がイマイチかっていえば

1、マーカータイプはマーカー持参が必要
2、地域情報タイプはかなり揺れる(不安定)

まあ、普通にiPhone4でGoogleMapみてても、ちょっと建物や木の陰になると揺れる。あれ、ちょっとズレテルなあ、っていうのは良くあること。

まあ、そういうのもヨシとしても、空間座標にデータを残して・・・というのはさすがにマーカータイプじゃないと動画的な要素は厳しいわけだし。リアルタイムの画像マーカー測定になるから出来るわけだけど、それは地方のナビガイドにはまったく応用できないわけ。

セカイカメラがつい最近2010年12月でアプリ配布数(iPhone,AU,携帯)が世界で100万本を超えたのがニュースになってたけど、

うーん・・・・たった100万人しか使ってないのかぁ・・・ 同じ人が2台っていうケースとか、昔の旧機種でのダウンロード数を入れれば、おそらく実質ダウンロード数は30万弱だよね。

ほら、iPhone3G,iPhone3GS,iPhone4の3機種なのだしね。おのずとダウンロード総数の1/3が実ユーザー数になる。

30万人しか使ってないアプリの世界で、さて、何を未来に期待できるのだろうか・・・?

近くのおトイレとかコンビニとかの看板が浮き上がって見えたり、残したコメントが丸っこい看板になって表示はされるものの、そんなふるいコメントとか道端に転がされてもゴミなだけだし・・・

なにか、映像をリアルにかけて動画マーカーを、っていう初音ミクARっぽいやつなら「マーカー持参」しないと動かないし、そもそもそのタイプでは「地域情報とは無連動」(不可能)なので、まさかマーカー持参しながら・・・・ここにARデータがきっとあるに違いないぞ!!!って、霊能力のごとくマーカーを取り出し・・・・なんて現実的にありえないし。

けっこうピンスポット情報が狭い判定だから、地域Googleマップクラスの「アバウトな地図位置」では無理だと思う。GoogleMapでも、マピオンでも、どこでもいいんだけど、問題は人間が揺れる、携帯が揺れる、位置が揺れる・・・・

そこまでやっても、世界でいちばん地域ARシステムとして頒布利用されているセカイカメラで実勢30万ユーザーくらいなので・・・・30万〜100万くらいじゃ、そこらの小さな地域連動のコミュニティサイトとあんまし変わらんよね。利用者数の規模で。

果たして、その30万人〜中で何人が自分たちが仕掛けた地域ガイドマップのAR情報を読み取ってくれるか・・・・

もちろんAR利用中にはケータイナビと同じパケット代がかさんでいく。パケ放題に入っているパワーユーザーなら別だろうけど、普通の人とりわけ普通の観光旅行者がパケットバリバリの地域AR探しの達人!?なんてわけがないだろうし、旅先のケータイなんて、ちょっと近くの情報がわかればいい程度だし、まさか旅行先でバリバリ携帯ツカってARしまくりながら・・・・なんてことは1%くらいの人だろう。1%いないじゃんね、この数字から見れば。

iPhoneの販売台数が5000万台を突破したのは有名な話だけど、その30万人が地図位置情報タイプのAR利用者と推定しても(高く見積もって)、うーん・・・0.6%ってところですね。

しかも、アプリは2週間でポイする、っていうiPhoneシェアのジンクスもあるので(80%の人がアプリを2週間で捨てて、他のアプリをGETするという統計/けっこう面白いデータね)、アタシもそうだけど、セカイカメラ捨てちゃったし、もう1度使いたいとも思わないし、トラバターもそうだけど、最初の2〜3週間は遊んで、他人にわいわいと自慢話するんだけど、2ヶ月もすればポイ・・・・ 80%データアドレナイぞ!

まあ、そんな中にARに投資した企業家も多いようだけど、たぶんブレイクしないと思う。似たようなもので、3D技術とかもあれば、地域クーポンサービスとかもあったけど、いまマクドとかケータイクーポンとか禁止みたいだし、実際にネットでGETしたクーポン券って、80%くらい使えないのよねぇ。(残りの使えた20%クンは地方のマクドの経営者がうっかり禁止令を知らずにOKしただけの話じゃんね)

割引クーポンと、現地の料金が「まったく同じ」なんてことは90%以上ってことみたいだし、(つまりクーポンサイトで高く見せているだけ・・・普通に電話で予約しても実はクーポンと同じ料金なんてことはザラにある)

まあ、長くなりましたが、何かのヒントになるといいね。

やっぱり、ケータイで地方に旅行して何より嬉しい情報は、楽しい無料イベントツアーなのよね。これってハワイとか、日本でもちょっと有名な温泉地とかでやってるガイドツアーだけど

これを携帯のQRコードでGETして、生ガイドのスタッフさん(話好きな女将さんとか)が、わざわざ10分くらいのガイドをしてくれるだけで十分楽しかったりする。QRコードを開いて地域情報が表示されて、そこに「近所の女将にメールする機能」だけで好い。これなら費用もほとんどかからなくなる。(下手にARで実現しようとしたら、セカイカメラで有名な頓知ドットさんのとこが開発費として4億8000万円を調達したっていうのは有名な話だけど、、、

もっといくらでも安く、しかもWIN−WINで成功するテクノロジーはたくさん存在するわけ。そんなこのネタはIT企画会社さんの持ちネタなんだけど、前にセミナーで聞いて「おお素晴らしい!」と思ったわけ。

不景気だし、みんな地方の旅行業界は参考にして、やってみたらいいんじゃないかしら?それともAR技術入れますか??3年の運営で数億かかる。セカイカメラが物語ってるけど、うーん・・・ 誰もいなくなった跡地に空間に古臭いコメントが残ってるからって、あんま実用性もインタラクティブ性も、なんにも感じないわぁ。

そんなの、7年も昔に流行ったメモリー機能付きカーナビと同じじゃんし。3D画面にコンビニとかが空中にマーカーで表示されるあれね。ゴリラとかいうカーナビとかAR対応カーナビがいろいろあったけど、うーん・・・・別にあっても便利という気がしない・・・どうせ個人のオタッキーな情報とか、広告商売の企業の宣伝の看板しか表示されないわけだし・・・・

正確に地図だけ写してくる方が、ずっとありがたい気がする・・・・

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エモティコン
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