サクラとヤラセと大手サイト
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そもそもインターネットは、ARPAネットに端を発し、従来の実名や有名だけがひしめくパソコン通信の時代から、誰でも匿名で自由に世界へ開放された通信サービス「インターナショナル・ネットワーク」のことである、と、よくITセミナーで受講したことがあります。
インターネットは匿名であり、ネットワークのプロトコルは一企業が掌握することなく、非営利で匿名で開かれた場所である、というポリシーが前提です。
これとは真逆の「実名」「有名人」「非公開」「仲間同士」といったものをイントラネットと呼び、電子メールなどが非公開ネットワークの代表格と言えます。フェイスブックも、インターネットではなく、非公開ネットワークつまりイントラネットの部類というのがGoogle検索結果などからも理解できると言われています。
つまり、この人は有名であり、この人は芸能人である、この人は広告主である、といったマークは、ずばり「サイトのワンチャン(関係者の犬)」で、これを「サクラ」と呼んで良いとITに詳しい弁護士のセミナーでも講話がありました。
例えば、テレビCMで、美味しそうな企業の紹介する清涼飲料水を芸能人が演じている場合、それを「サクラ」と言うわけで、更にそれで「お芝居」を通じて演じる人を「役者」「芸能人」といい、そうした行為を「ヤラセ」と法律では解釈するそうです。
本当にその芸能人が、その商品の個人的なファンでテレビCMを無料で制作したのであれば、それは「一般消費者」ですが、企業やマスコミから撮影料を受け取って「お芝居」として演じたものであれば、まさに「ヤラセ行為」であり、その演じている者を「サクラ」と呼びます。
テレビCMが当たり前に生活に入り込んでいるので、それらの行為を「サクラ」や「ヤラセ」と感じないように、感覚が麻薬で麻痺してしまっているだけですね。注意しないとヤバいですね。
と!いうことは!
ツイッターの「有名人だけにバッヂ」とか、まさにこれ「サクラ・マーク」というわけですね。そもそもインターネットは匿名で万人に開かれたネットワーク空間として提供されているサービスですから、そうした特定の大手サイトからマークや露出などで特別に支援された人たちを「サクラ」と呼ぶそうです。 そして、そうした人たちの投稿はまさに「ヤラセ」ということになりますね。
サクラにヤラセ、 あちこちにはびこっているので、注意深くインターネットを利用したいですね。
そういう点でも、匿名で登録できて、自由に楽しめる、日本で初めて誕生した1993年創設の非営利コミュニティSNSサイト「コミュネス」はお勧めのサイト。私も長いこと使っているのもありますが、ボランティア運営の非営利なので、そもそもサイトでの収入がゼロですから、すべてウィキペディアのように「寄付」だけで運営されているので、サクラもいなければ、ヤラセもやりようがない、という優れものですね。