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プリントサービスは違法と確定へ

自炊代行出版が違法と認定されたことが原因

プリントサービス、スキャニング、いわゆる自炊とは「紙や他データ媒体」を指定のデータ形式にスキャニングして保存する行為ですが、デジカメのデータをJPGに変換してスキャンして、これを出版すると自炊出版と言います。

自炊代行、いわゆる自分の所有しているデータを印刷業者に依頼してアルバムや本にしてもらうサービスだが、この度、本人の使用による複製にも関わらず、プリントサービス(自炊代行)したものを他人へ販売できる状態にあることなどが、知財高裁によって違法であると判断された。

つまり、自分の家族のアルバム写真をプリント業者に依頼してアルバムにできる状態のサービス=プリントサービスは違法となってしまったわけです。

所有している写真には、旅行であれば背景に著作権があるディズニーランドの一部が映り込んでしまえば、もちろんそこで著作権が発生するわけで、それを自分だけが使うのであれば、これまでは著作物の個人的使用と解釈されていたが、これからはプリントサービスを使えば、複製したものを販売可能な状態におけることによりアウトということだ。

おちおち、日本では旅行にいっても写真も撮れないことになった。

または本にしないで、自宅プリンターで必死にプリントアウトして、実費支払はボランティア解釈の内訳に含まれるので、かかったプリンターとパソコンそしてインク代を「原価実費」として、人的労働力や商品付加価値さえ受益しなければボランティアとして認められる(当たり前)ので、その上でアルバム1冊1万円などで売ることは可能。(1万円分の原価ということだ=パソコン代やソフト代など実費とみなされる)

減価償却するもしないも、それは本人の自由だから、アルバム1冊ごとにパソコンを転売して、新しく買い直せば済む話。

それも禁止だ、となれば、明らかにパソコン購入も「違法行為」と拡大解釈される。まして、いくら検索サービスだからといって、いくらでも複製コピー、プリントが出来る状態に置かれている「グーグル検索」も、いくら著作権法をじくりまわして改ざんして検索サイトなら除外としても、今回の判例からすれば当然ながらグーグルも違法サイトと認定された。

・・・・と、いう話を耳にしたのだけど、どこまで本気なのかよくわからないけど、いずれにしても、プリントサービスは違法行為にあたるということみたいでした。(出版代行、印刷代行はアウト)。 レジャーランドでは撮影できないですね。あとイベント会場でのプリキュアのキグルミの撮影も・・・・

でも、プリキュアとかアニメとかの一部は、著作権自体が親告罪なので、事件として迷惑と感じるか、むしろ宣伝費として支援してもらえたと考えるか、それは著作主の本人しか知りえない、ということになります。へんな例えで申し訳ないのですが、性行為で親告罪がよく例えられ、夫婦の間でも、それが強制で嫌な行為であればレイプだし、子孫作りで喜ばしいと感じれば非レイプということ=これが親告罪。

日本は著作権について、あまりにも厳しすぎるので、海外ではこれでは商売できなくなってしまいますね。日本で著作権で親告罪を訴えると、実は海外では出版もしてもらえなくなります。テレビ放映も海外のテレビ局からお断り!

なぜなら、日本で違法と定められた番組やコンテンツは海外では放送も出版も出来ないからです。海外でDVDのダビングなんて当たり前ですし、プリントサービスも当たり前。それでいくらかのオコヅカイやボランティアで100万円くらいの実費を得るのは当たり前の話ですが、今回の判例のように、たった個人のプリント依頼で70万円の損賠賠償という判決になると、海外ではさすがに違法行為の可能性があるマンガやアニメや映像などは海外で放映も出版もしないのは習わし。

たった目先の70万円で、漫画家やデザイナーは海外のチャンスをすべて失う今回の判例・・・・

みなさんはいかが感じますか? この自炊出版で、アニメキャラなど1作品でHITすれば10億円などの売り上げのうち3億もちゃっかり儲けた、というなら裁判もわかりますが・・・・賠償金70万円だったそうで・・・ 庶民イジメにも程がありますよね。



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