「軒の松」に二代目の生命

私は湯田川ガイドウォークのガイドをしており
コースのひとつに「湯田川温泉小唄を巡る」散策があります。

昭和6年に作られた湯田川温泉小唄の歌詞から当時の風景を思描き
今の湯田川を散策します。

その一節から
蛇の目うつろう 絹糸のまちに うすれにおうよ 軒の松 軒の松

この歌でご案内する場所は甚内旅館さんの「軒の松」です。

「軒の松」
各旅館の庭先には、お客さんを待つという意味合いから
何れも競って松の木を植え温泉街は松の木ロードが続いていました。


その松の木も増築や駐車場の確保という時代の流れによって伐採され
残ったのは甚内旅館さんの松の木ただ1本になりました。

しかし、その松の木も老朽化により、とうとう伐採されました。
樹齢140年以上だったそうです。

姿無くした軒の松を今後のガイドでどう伝えればいいものかと案じ
まずは甚内旅館さんへ話しを伺いにお邪魔しました。

松の木の話しを進めて女将が指差したその先には、なんと!
あの「軒の松」の二代目が芽吹いていたんです!

なんて素敵なことでしょう~!
艶々しい新緑の松葉に生命を感じました。

嬉しい話しがひとつ増え、こうして歴史も続いていくのだと感動しました。
んだば、まだの~♪

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です